運で勝って楽しいか?

ポケモンについて

勝つということ

ピタゴーラ!ピタゴラスです!

以下常体

今までの自分なりのシングルレートの構築の組み方を自身の構築記事とともに書いていく。ここでは自身がレート2100を超えた4つの構築の組み方を紹介する。

自分なり思考をまとめることで今後の成長に生かす。また、これが誰かの構築を組む手助けになると嬉しい。それと構築の組み方に関して意見交換ができたらいいと思う。




シングルバトルで勝つというのは基本的に相手のポケモン3体を瀕死にさせることだ。これを根本にどういうビジョンで勝つかという流れを考えて構築を組んできた。
それぞれの戦術の構築とその強みと弱みを紹介する。







⑴受け回し
【勝利までの流れ】
相手の3匹に対してそれぞれ受け出しから処理する。相手の3匹をこちらの3匹で1匹ずつ倒すイメージ。


ハマりさえすれば安定行動だけで勝てる非常に理にかなっている戦術である。初めて受けループの戦術を見た時に衝撃と感動を受けたような気がする。
受けポケモンではないがメガゲンガーは受け出しから処理ができるので採用はあり。スカーフやミミッキュは基本入れたくはない。
例えばこちらドヒドで相手のアーゴヨンをZミミッキュで処理を狙うとしてくりだす。1サイクル目は皮を剥がされて相手のハッサムに受け出されこちらはまたドヒドを投げる。相手がまたアゴを出してきて2サイクル目に悪巧みされたらもう対処できない。
正直ゲンガーも耐久ないから使いたくない。

ブルドヒバンギカグヤグライフリージオでS14でレート2125を達成した。

http://pythapoke.hatenablog.com/entry/2019/04/03/002904


ブルドヒをベースにして取り巻きを決めた。



【欠点】
・選出択
6匹に対して3匹で全対応できない。

・役割り集中
例のパーティではバンギでリザxとアゴを受けていたが両方いるパーティに勝てない。

・完璧なパーティがない
全ての構築に言えることだが上から殴られる以上受けは負けに即直結するポケモンが必ずできてしまう。変な構成のメタグロス等。
無理なやつに連続で当たるとすごい萎える。ほんま萎える。なんで受け使ってんだろってなる。


・呪い痛み分けミミッキュを1匹で処理できない
うざい

・崩しの多様化
基本的にはメジャーな型のポケモンへの受けを想定するがそれを利用した変なポケモンに負ける。ふるいたてるゲコ等。


こんなにきつい相手だらけだが受けに対する完全な回答は未だに見つけられていないから捨てたものではない。






⑵ステロエース展開
【勝ちまでの流れ】
ステロ撒き+Z+メガの3体の選出で初手でステロを撒きつつ削り裏で全抜きを目指す。ステロ撒きで相手3体をそれぞれを少し削り裏2体で削れた相手3体を倒すイメージ。



Zメガの枠は積みから全抜きするポケモンや技範囲の広い高速アタッカーがいい。一体目のエースが止まる相手を更に2体目のエースで起点にできるといい。


ランドバシャカグヤミミジャラギャラでS9に2111を達成した。

http://pythapoke.hatenablog.com/entry/2018/05/15/151923

ステロ撒きランド、メガがバシャギャラ、Z枠がカグヤミミジャラになっている。ランド初手確定で相手のパーティ刺さってるメガ枠Z枠を選出する。



【欠点】
ミミッキュで止まる
化けの皮を貫通できるポケモンは限られているのでほぼ確実に行動を許してしまう。他にもレヒレ、ガルド、マンダ、カバ辺りはストッパーの性能が高くてきつい。

・スカーフで止まる
1舞ギャラくらいならテテフで上から叩ける。ステロは襷のケアしかできてない。マジックルームの方が強くね?


こちらは抜きエースが2体なのに対して相手は3体がかりで止めればいいのでなかなか難しい。






オニゴーリを全力で通す
【勝ちまでの流れ】
身代わりを残せば勝ちになる強力なオニゴーリのスペックに注目し全力で通すことを考えたパーティ。オニゴーリ以外はゴーリで不利を取った時の受け先で固める。
ゴーリで相手3体を倒すイメージ。


S11にクレセバレルゴーリゲコミミマンダで2130を達成した。

http://pythapoke.hatenablog.com/entry/2018/09/05/020508


ゴーリを軸にしてグロス受けクレセ、ミミガッサ受けバレル、ジャラ受けミミ、ガモス受け襷ゲコ、ツルギ受けマンダという構成になっている。


【欠点】
・滅びゲンガーに5割でしか勝てない
交換読み零度と滅び読み零度の51%しか勝てず不安定。追い討ち枠に汎用性が高いポケモンがおらずゲンガーが来ないと腐る。

・呪い痛み分けミミッキュだるい
クレセバレルくるくるして頑張る。

・挑発ゴーリ、地震ゴーリきつい
ゴーリをクレセゴーリのpp枯らしでみるので相手の変なゴーリがきつい。頑張れば勝てる時もある。

・露骨なオニゴーリメタに屈する
すり抜けシャンデラ、ロクブラドサイ等。零度でしばく。







⑷状態異常身代わり展開
【勝ちまでの流れ】
受けポケモンで麻痺や眠りを撒いてエースで身代わりを残して一体+αを倒す。受け2攻め1か受け1攻め2の選出でする。攻め駒1、2体で相手3体を倒すイメージ。

以下でより詳しく説明する。


S13にクレセバレルゴーリゲコミミミミでレート2102を達成した。

http://pythapoke.hatenablog.com/entry/2019/01/09/023046


並びとしては一つ前の構築のマンダをロップに変えただけであるが構築の動かし方の認識は大きく異なる。


以前の構築がゴーリ+5体受け駒なのに対してこの構築は受け3体攻め3体でできている。バレルクレセミミッキュが受け駒でロップゲコゴーリが攻め駒である。


受け+攻めの構築を考えた時に受けポケモンに対して有利なポケモンに後出しされた場合にこちらは受け出しが出来ずに数的不利をとってしまう。例えば相手グロスこちらロップの対面からムドーに引いて受ける。相手は次ボルトロスに交代こちらは羽。この時こちらはもうロップをボルトロスに受け出せないのでムドーを捨てざるを得ない。



これを解消するために受け駒に状態異常技、攻め駒に身代わりを採用することで数的有利を取る。例えば相手が初手グロスミミッキュ、こちら初手ロップ裏クレセとする。こちら猫の後にクレセバックでアイヘを受ける。相手ミミッキュバックに麻痺を入れる。凍風とゴツメで皮剥いでおんが圏内入れてクレセ退場。ロップで身代わり連打して痺れ待ち。身代わりを残してミミッキュを突破して身代わりを盾に膝2回でグロスを処理する。(バレパンはこの場合は無視)

このように麻痺と身代わりにより受け駒を捨てても数的不利を取らない。それどころか本来ロップで対面不利なミミッキュグロスを1体で突破している。
受け駒のバレルは役割対象を確実に眠らせて裏をノーリスクで繰り出せる。場合によってはモロバレルを取っておくことができる。



この戦術は攻める構築でありながら受け駒を経由するので一度だけのストッパーであるミミッキュは複数回の攻撃で倒せる。また、スカーフ持ちは大体クレセで止められるのでケアができる。(2)のステロからのアタッカー展開のきついところをカバーできている。


このパーティは受け駒はミミガッサ対策バレル、両リザに麻痺を撒けるミミッキュグロス受けのクレセを採用している。
攻め駒はコケコゲコ等の高速低耐久アタッカーに強いロップ、リザグロス等の耐久がある高火力ポケモンを上から倒す水Zゲコ、ロップゲコの止まる受けポケモンに強いオニゴーリを採用している。



【欠点】
・麻痺の痺れ、胞子の眠りターンの確率依存

・身代わり持ちに起点にされる
虫zガモスやジュモクに身代わりで凍風や電磁波を防がれると一気に崩壊する。

・攻め駒3体しかいない為特定の受け構築を崩せない。
この並びではドヒドフリージオを崩せない。


逆に言えば欠点はこれくらいしかなく相性のいい並びを他に見つければ開拓の余地があると思う。今一番可能性のある戦術だと思う。





【まとめ】
構築の組み方は軸の何匹かを決めてそこで重いポケモンに対して強い取り巻きを考えるのが一般的だ。ただ、そこで構築のコンセプトがないと実際の対戦でどんな立ち回りをすべきなのか定まらない。
要は紹介したようなコンセプトを決めて試合の展開まで考えて構築を組むべきだという話だ。無難な育成済みを6匹入れているだけでは勝てない。


コンセプトがありそれに合った構築が組めれば一貫した立ち回りが可能になる。

理想である「安定行動だけで全対応」に近づけると思う。

これからも理想を目指して頑張っていこうと思う。









おまけ
ほぼ悪口なので見たい人だけどうぞ。


【構築ついて思うこと】
しっかりと勝ちまでの流れを書いてある記事は少なく他人の構築記事を見ただけで使いたいと思うことがほぼない。試しに使っても受けループ以外立ち回りがよくわからない。今までほぼ一人で構築を考えてきたし通話で相談とかもしたことない。人の構築を借りて勝てる人というがすごいと思う。


たまにこの6匹どうですかーみたいな構築相談されることがあるがパーティコンセプトがわからないと6匹見ただけでは答えようがない。なんかの一貫があって重そうくらいしかアドバイスできない。


選出率が多くなる3体を並びとして言うのはわかるが有名なカバマンダガルドやヒトムレヒレグロスを軸に組み始めることは自分なりのコンセプトがなければやらない。使っている人が多いからとか強そうだからとかいう曖昧な理由でそういった3体の採用から始める人が理解できない。自分なりの考えも持って組むべきだと思う。
また、まとめサイトとかで構築の分類をカバマンダガルドやヒトムレヒレグロスと3匹だけでしているのを見るが、取り巻きや型で試合展開は大きく変わり一概に言えないと思う。ステロからエースを通すパーティとか体制を生かして受け出ししつつ相手を削るパーティというようなコンセプトで分類すべきだと思う。
これではただのカバルドンボーマンダギルガルドが入っている構築の取り巻きで採用率の高いポケモンの紹介である。




レートをしている人中には勝つことに最も重点を置いていない人がいる。例えば好きなポケモンを軸にパーティを考える人。この場合勝つことよりも好きなポケモンを使うことを重視している。好きなポケモンを使う人の中にも上位にいく人もいるが元々数値が高いポケモンが好きだったりそもそも選出しなかったりしている。
他にもただ対戦回数だけを重ねてこんなに戦ったけどレート低いみたいなツイートをする人。この人は勝つことよりいいねを貰うことを重視している。
他にも別に嫌がらせするのが目的でレートしてようと勝手だ。だがそういう人は勿体ないと思う。もし好きなポケモンでも勝ち上がっている強者がキャタピー好きだったら本当にそこまで行けたのか。逆にキャタピーを入れたまま勝ち上がれなく悩んでいる人がいるかも知れない。勝つことを最優先にしてレートをしないことで損してることがあるのではないかと思う。



以上になります。ここまで閲覧ありがとうございました。

意見とか感想とか反論とかあればツイッターまでどうぞ。
(https://mobile.twitter.com/pythagoras_poke)